熱帯雨林からこんにちは

書いたり書かなかったり

2020/10/10

インターネットが生んだ鬼才ライターの教え

この鬼才ライターはヨッピーさんです。バーグハンバーグバーグでシモネタの帝王をしていたライターさんです。 ぶっちゃけネットの転がっている記事では、あんまりライターさんのことを注視いていないです。その記事がおもしろいのは単純にネタや発想による可能性もあると思っているからです。でも現在のwebライターさんって、特徴的な視点や文体、アイデアを持っていることが多いので、それが繋がるネタや発想をどこかで無意識のうちに寄り好んで読んでいるかもしれない……。まぁ、意識がおもしろければいいじゃない、ということを決定していて、それのおかげでおもしろい記事に巡り会えたりするので、現状維持といきたいです。でも、たまにはライターさんが誰なのかチェックしてみると、自分の傾向もわかりそうな気がする。そっちもそっちでおもしろそう。

まぁ、あんまりwebの記事って読まないんですが。

と、ライターの帝王がお出かけ記事の書き方を載せていたので、ぼーっと見てました。

www.youtube.com

やっぱり帝王の印象に残る記事の書き方ってすごいなと思っているので、それをyoutubeで視聴していたのですが、ぶっちゃけよく覚えていない。はじめのシーンで「東京の地理はgoogle mapなしではよくわからないけど、友人の話を合わせるとなんとなく『赤坂あたりにあるベンチャー企業の議室でやってそう』」ということを思ってから、なんとなくケツがそわそわして、逃げたい気持ちになりました。たぶん苦手な「意識高い系動画」だったからでしょう。しかしヨッピーさんの場合、これまでの経験と実績から裏付けされている方法だったので、キッズ向けのゆるいジェットコースターを乗ったときぐらいのケツのそわそわで済みました。

ケツの話をしている場合ではない。

この動画で、特に記事の作り方でヨッピーさんが言っていたのは「情報をたくさん集め、精査する」「ネタの見方を変える」と言ったことでしょうか。 ヨッピーさんの場合だと、情報を収集する段階で、蓄積されている経験から「これがおもしろいんちゃうか」と気づくわけですが、トーシロにはそんなことできるわけがない。けれど、気づくことができるかどうかがカギになるのかと。

この講座を主催しているSPOT(スポット) -おでかけ体験型メディア-の記事に、上半期でドチャクソバズった(はずの)patoさんが書かれた「千葉県の県境はぜんぶ川らしいので歩いて確かめてきた | SPOT」というものがあるのですが、この記事をざっくりと解析すると

  • 「patoさんにしかできない」企画のおもしろさ
  • 軸としている、繰り返し描写があり、その起承転結を追っていくことで、読者も追体験をしている感覚になる
  • そこにpatoさん自身しか見つけられない視点(女子高生の会話妄想)が織り込まれていて、読みごたえにメリハリがある

って感じでしょうか。あと純粋に文字数で殴ってくるところが、patoさんらしいとSPOTの他の記事を読んで思いました。特にパワーを感じる「四国の全駅制覇とお遍路を同時にやったら大変なことになった【徳島・高知編】[PR] | SPOT」があるのですが、これは前後篇合わせて17万文字あると、ヨッピーさんとの対談(ネットでバズりまくる狂気のライター「pato」とは一体何者なのか。インタビューしてきた | SPOT)でおっしゃっていました。普通にすごいな……。文庫本が出てもおかしくないレベルの分量だ……。

動画では「お出かけ記事」に絞ってお話されていますが、全体としてはwebの記事全体に言えることなのかなぁと思いながら見ていました。調べて、きちんと書く。昨今のwebニュースですらできていないことを、webのおもしろ記事がやっていると考えると、基本的なことが抜けている。(でもwebニュースの場合、ニュースを出すまでの速度も考慮しないといけないので、一概には言えないけど)

そんな書き方もあるのかぁ〜〜〜と勉強になりました。私、日記しか書いてませんが。